出願校は「入学したい学校」と「入学難易度」の兼ね合いからで決める。

ここまで準備が進んだ方は、既にコース内容、ランキング、生活環境等希望している大学院の候補が出揃っていると思います。また、プライオリティの明確化や出願条件をリサーチすることでかなり出願候補校も絞られてきたのではないでしょうか?ここからはいよいよ正式に出願校を選ぶ過程になります。ここまできたら最終的に出願校を決める要因は、

「入学したい学校」と「入学難易度」の兼ね合い

で決めることになると思います。つまり入学したい学校が必ずしも入学できる学校ではない以上、入学したい度合いと入学難易度を計りながら注意深く出願校を絞り込む必要があるというわけです。通常出願校はチャレンジ校、本命校、滑り止め校計4~5校程度に絞り込みます。

チャレンジ校とは合格の可能性は低いと分かっていても非常に希望の強い学校なのでとりあえず出願しておこう、という学校です。また本命校とはその名の通り本命の学校で、合格の可能性も十分あり、合格したら入学したいと思える学校です。最後に滑り止め校ですが、これは特に入学時期を重要視される方(新卒生や派遣留学などで入学する年をずらせない方)が設定することをお薦めいたします。

チャレンジ校、本命校、滑り止め校を選ぶ基準は、下記のポイントを考慮しながら決めていくことです。出願校選定は皆さんの大学院留学が成功するか否かの非常に重要なポイントです。そのため下記ポイントについてできるだけ徹底的にリサーチし、出願校を選んでください。

出願最低条件を満たしている出願校を選ぶ

まず出願校を決める時に最も重要なことは、出願最低条件を必ずクリアしている学校を選ぶことです。せっかく出願するのですから出願最低条件をクリアしていない学校に出願して、審査もしてもらえないようでは意味がありません。まずは皆さんの学歴(学士号の専攻やGPA、研究論文の作成実績など)、職歴(フルタイムの関連職歴など)について出願最低条件をクリアしているか否かを必ずご確認ください。

学校担当者からの回答から出願校を選ぶ

数多くの出願候補校の中から出願校を具体的に絞る為には、出願するコースの担当者に直接合否の可能性について聞いてしまうのが最も効果的な方法と言えます。例え合格者の出願条件の確認や合格者の平均スコアを詳しく調べても、合否を決めるのは学部のコース担当教官ですので、その担当者に直接合否の可能性について問い合わせるのが一番効果的な方法になることは明白かと思います。確認方法としては、英文履歴書と英文成績証明書をEメール貼付で担当者に送り、皆さんのバックグラウンドから査定する出願予定コー スへの合否の可能性について聞いてみるというわけです。
2026年最新情報として、昨今では大学側の人員不足により事前審査を一切しない学校も増えてきています。その場合はメールの文面を工夫する、または教授に直接コンタクトを入れるなどご検討下さい。

過去の合格者データから出願校を選ぶ

出願最低条件を満たしていない学校を削除したらいよいよチャレンジ校、本命校、滑り止め校の選定基準となるリサーチを行います。例えチャレンジ校を選ぶ際でもまったく可能性がない、ほぼ100%不合格の可能性の学校に出願しても意味がありませんので、過去の合格者データとそれほどの誤差がない学校を選ぶことがポイントです。合格者データは海外大学院の全てのコースで公表していることが多いですが、昨今は公開しないケースも増えました。公開していない場合は学校が求めている人材などを公表しているケースもあり、そういった情報やQandAのページなども参考、分析し合格者像をできるだけ細かくリサーチしてください。

留学先(国)をまたいで出願校を選ぶ

出願校選定の際、滑り止め校、本命校、チャレンジ校を効率よく選定するために最も重要なことは留学先(国)をまたいで出願校を検討することです。つまり、アメリカの大学院のみ、イギリスの大学院のみ、と1ヵ国に絞らず幅広く大学院を見ていくことが最も重要です。

なぜかというと、各国の大学院で開講されているコースは、同じ名前であったとしても、内容だけでなく出願条件も大きく異なるため、皆さんのバックグラウンド如何では、アメリカでチャレンジ校を設定し、イギリスで本命校及び滑り止め校を設定するということも十分可能です。もちろん皆さんのバックグラウンドによっては逆の可能性もあります。

また、意外と知られていない事実として、出願締切と審査開始のタイミングも留学先(国)によって大きく異なります。特に出願締切は大学院留学を思い立ってから留学実現までのスケジュールの中で非常に重要なターニングポイントになりますので、大学院留学実現に向けた準備スケジュールを組む際、特に注意しましょう。