間違いD:大学院留学には1千万円近くの費用がかかる
「大学院留学には通常l千万円かかる。」
これもよく替われていることですが、本当でしょうか?
海外大学留学は350〜600万円程度で卒業できる
北米の大学院の学費はピンキリですので、学校によっては学費だけで600〜 800万円程度かかるコースを開講している場合もあります。その場合は生活費等を合わせると確かにl千万円程度の費用が必要になるでしょう。
ただそういった学校は一部で、通常は州立か、私立かで大きく異なりますが、州立だと7千ドルから2万ドル、私立だと1万5千ドルから2万5千ドル程度になります。北米の大学院は通常2年間ですので、生活費を合わせても400万程度から700万程度になります。もちろん極端に学費が安い学校から高い学校まで様々ですので、300万程度の差が出てしまいますが、いずれにしても卒業まれまで1千万円かかるコースは稀と思っていいと思います。
またイギリスやオーストラ1―アはほとんど公立大学になりますので、アメリカほど費用のひらきはありません。イギリスでも通常学費は1万ポンドから2万ポンド、通常イギリスの大学院は一年で卒業できますので、生活費を入れても300万円から500万円程度で卒業することが可能です。もちろん一部の大学院で開講されているコースで学費だけで500万円程度かかるものもあります。しかしその場合でも生活費を入れて700万円程度で卒業できますので、1千万円かかることはありません。
では卒業までに1千万かかるコースとはどういったものでしょうか?
北米の世界有数のビジネススクールで開講されているMBA等がそのよい例と言えるでしょう。
学費だけで600万円~ 800万円程度かかるコースもあり、また都市部にある学校が多いので、そうなると卒業までの生活費を入れると1000万円を超える費用がかかるコースもあります。
ただそういった学校はほんの一握りなのですが、有名校が多いのでそういった情報だけが大学院留学にかかる費用の代表として一人歩きしてしまったのが現状だと言えます。