大学院留学の8つの間違い
皆さんがご存じの大学院留学に関する基礎知識には実は多くの間違いが存在します。例えば「大学院留学には必ずTOEFLでハイスコアを取得しなければならない」、「大学の評定平均(GPA)が3.0を超えていなければならない」といった間違いが数多く周知の事実として世の中に溢れています。
ここではその数ある間違いの中でも最も訂正が必要な間違いを8つの絞り解説致します。大学院留学を目指す皆さんは是非ここで大学院留学の誤解や先入観を訂正し正しい知識を持って大学院留学の準備を進めてください。
間違い@: 大学院留学準備のファーストステップは留学先(国)を決めること
皆さんの中にはこういった経験をされている方も多いのではないでしょうか?大学院留学に関して留学エージェントや留学経験者などに相談をすると、返ってきた回答が「まずは留学先(国)を決める必要がありますね」。実際留学カウンセラーと呼ばれている仕事をしている方でこういった回答をされる方が多いのには本当に驚きます。
なぜ驚くかというと、大学院留学を思い立った段階で留学先(国)を絞るということは皆さんの留学の可能性を半分以下に制限することに他ならないからです。その理由は簡単で、大学院の難易度や開講コース、費用、卒業までの期間等全て、国によって異なるためです。
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間違いA: 英語力がないため大学院留学を諦める
英語力がない方、または自信のない方は英語力のせいで大学院留学を諦めるケースが多くあります。通常北米などでは出願締切りが入学の約10ヶ月前に設定している学校も多く、その場合は入学の約一年前に受けたテストスコアで出願する必要があります。そのため、TOEFLやIELTSのテスト対策に約一年要する方の場合、入学の約2年前から準備を始める必要があるということになります。
そういった事態に陥らないために英語力に自信がない方、また仕事が忙しい、また様々な理由で英語の勉強ができない方、そんな方は闇雲にテスト対策を行う前に「条件付合格制度」を検討してみてください。
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間違いB: 大学院留学を検討したら「まずTOEFL対策!」
大学院留学をしたいならまずTOEFL、TOEFLがないと大学院留学できません、というようなことを平気で大学院留学希望者へアドバイスしている留学経験者、留学カウンセラーも後を立ちません。
実際にそうなのでしょうか?2000年頃は確かにそうでした。条件付合格制度やIELTSなんていう単語はほとんど聞いたことがありませんでしたし、今ほどTOEFLの対策スクールも多くありませんでした。大学院留学に関する情報もほとんどありませんでしたので、必然的にまずTOEFLを勉強するというのが大学院留学の最初の準備でした。ただ今は違います。現在では一昔前と異なりTOEFLの代わりにIELTSの受験が可能ですし、「条件付合格制度」と利用する方法もあります。
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間違いC: 大学院留学準備には誰でも最低1年は要する
大学院を一度は検討したことである方であれば、「大学院留学の準備は最低でも1年程度かかる」とアドバイスを受けたことがあるのではないでしょうか?では何を根拠に一年かかると言っているのでしょう?「英語力向上?」、「学校リサーチ?」、「出願書類作成?」いったい何にそれほど時間がかかるのでしょう?
大学院留学を思い立った方の中には既に出願する専攻、ロケーションがある程度絞られていて、スコアもある程度持っている方から、出願する専攻もロケーションもまったく決まっていない方までいます。そういった方たちは皆さん準備に同じように1年かかるということはありえません。
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間違いD: 大学院留学には1千万円近くの費用がかかる
「大学院留学には通常1千万円かかる。」これもよく言われていることですが、本当でしょうか?
北米の大学院の学費はピンキリですので、学校によっては学費だけで600〜800万円程度かかるコースを開講している場合もあります。その場合は生活費等を合わせると確かに1千万円程度の費用が必要になるでしょう。ただそういった学校は一部ので、通常州立、私立で大きく異なりますが、授業料の相場は州立だと7千ドルから2万ドル、私立だと1万5千ドルから2万5千ドル程度です。
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間違いE: 大学院留学は一度社会に出てからすべき
1998年〜1999年は非常な就職難で、就職氷河期と呼ばれていたほどです。そのため現実的に「就職ができないから大学院留学」という理由も存在しました。しかし現在では年齢人口の多い団塊世代の一斉退職により、企業が人材確保に翻弄する時代です。そのため10年前と同様に就職難という時代ではありますが、企業を選ばなければ新卒の大学生が就職できない、ということは少ないと思います。企業を選ばなくても就職が出来ない時代ではなく、企業を選ばなければ就職できる時代、そんな現代だからこそ「まだ就職をしたくない」という理由は少なから存在するのではないかと思います。
では新卒生が大学院留学を目指すことでどういったリスク、そして意義があるのでしょうか?
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間違いF: 個人や留学関連書籍、留学支援機関が薦める所謂「お薦めの学校」へ出願する
もちろん実際に留学している留学生などの声を聞いて出願校を決める、進学先などを決める、出願対策を検討する、といったことが悪いわけではありません。実際に生の声が聞けるわけですから十分価値のあることだと思います。ただその際皆さんにご注意頂きたいことがあります、本当に皆さんのバックグラウンドや今回の留学の希望について反映できているか、ということです。
誰かが主観で述べた情報によって出願校を決めてしまう、進学校を選んでしまう、といったことは皆さんの大事な将来のために十分注意して頂きたいと思います。
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間違いG: 大学院留学には大学の評定平均(GPA)3.0以上必ず必要
大学院留学を希望する方の中で、大学時代の成績に自信のない方は「GPAが3.0ないと大学院留学は無理」という内容をよく耳にするのではないでしょうか?
確かにGPAは高ければ大学院留学には有利に働くことは間違いありませんが、3.0以下だと大学院留学を不可能というのは大きな間違いです。実際に弊社でサポートさせて頂いている方の中では2.5を切っている方でも海外のトップスクールに進学されている方はいらっしゃいます。
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