ステップG:出願書類を作成する
留学先によって大きく異なる出願書類を効率よく作成する
出願校を決めることができたらいよいよ具体的な出願書類の作成に入りたいと思います。ここでは具体的な出願必要書類の作成方法に関して解説したいと思います。出願書類は出願するコースによって異なりますが、一般的に留学先(国)によってある程度決まっています。
アメリカ(カナダ) | イギリス | オーストラリア | |
願書 | 必須 | 必須 | 必須 |
成績証明書 | 必須(原本のみ) | 必須(コピー可) | 必須(コピー可) |
履歴書 | 必須 | 必須ではない | 必須ではない |
エッセイ | 必須 | 必須 | 必須ではない |
推薦状 | 必須(3通) | 必須(2通) | 必須ではない |
以上のように願書及び大学時代の英文成績証明書は全ての大学院で必須ですが、その他出願必要書類は留学先によって大きく異なります。もちろん上記は一般的な概要ですので、全ての大学院がこの限りではなく例外があることを特記しておきます。
以上のように願書や成績証明書の他に必要になってくるものは、英文履歴書、エッセイ及び推薦状ということになります。先でも述べたように海外大学院は書類選考となりますので、上記書類のクオリティーは皆さんの合否を分ける重要な役割を果たします。ここでは具体的に出願するにあたりそれらの書類の作成の効果的な順番、そして具体的な作成方法について解説したいと思います。
出願書類作成の順番(効率的な作成スケジュール)
英文履歴書、エッセイ、推薦状はほとんどの大学院で出願に必要になってくる書類ですが、作成の順番は効果的な書類を作成するうえで最も重要な項目の1つです。
1、 専攻を決める
↓
2、 英文履歴書の作成
↓
3、 英文エッセイの作成
↓
4、 英文推薦状の作成
具体的な順番は以上のようになります。特に専攻の決定と出願校決定の順番が非常に重要で、以上の順番を1つでも守らないと効果的な出願書類を作成することは難しくなります。下記のそれぞれの項目で行うことについてまとめてみました。
「出願書類作成の順番」について詳しく見る→
英文履歴書の作成方法
海外大学院進学のための英文履歴書作成で最も重要なことは、出願する専攻に合わせて内容を決める・ということです。海外の履歴書は通常決まった書式や雛型、ルールはほとんどありません。そのため何をどのように書いてもいい、とても自由な書類です。ただ自由に書いていいからこそ効果的な履歴書を作成する難しさもあります。まず大学院出願のための履歴書作成にあたり守った方がいいルールと作成方法のコツについて解説したいと思います。
「英文履歴書の作成方法」について詳しく見る→
英文エッセイの作成方法
エッセイは通常出願の動機、出願までの背景、キャリアゴール、今回の留学がキャリアゴールにどのように結びつくのか等を述べます。なおマスターコース(修士課程)に出願の際は、エッセイに専門的なことを書く必要はなく、今回の留学がどうしてキャリアゴールに必要なのか、ということを中心に述べることになります。その際、現在までの経験を具体的に分かり易く述べることが大事です。
「英文エッセイの作成方法」について詳しく見る→
英文推薦状の作成方法
あまり日本では馴染みのない推薦状ですが、海外の大学院留学に出願する際は必ず必要になってきます(オーストラリアの大学院以外)。また提出が必須ではなくても提出できるようであればエッセイ等で記載した自己PRを第三者に証明してもらう意味でも提出することをお薦めします。通常、現在までお世話になった大学の先生や会社の上司に書いてもらいます。
「英文推薦状の作成方法」について詳しく見る→
- 大学院留学10のステップ
- 1. 大学院留学を思い立つ
- 2. 大学院留学の目的を考える
- 3. 出願までのスケジュールを決める
- 4. 海外大学院で学ぶ内容を考える
- 5. 学校リサーチを開始する
- 6. 入学条件リサーチを開始する
- 7. 出願校を決める
- 8. 出願書類を作成する
- 9. 出願
- 10. 合否確認と入学手続き