英文エッセイは、出願するコースのガイドラインに沿って書くことが最重要。

エッセイは通常出願の動機、出願までの背景、キャリアゴール、今回学ぶ内容がキャリアゴールにどのように結びつくのか等を述べます。なお、マスターコース(修士課程)に出願の際は、エッセイに専門的なこと(研究計画や細かい研究内容)を書く必要はなく、今回の留学がどうしてキャリアゴールに必要なのか、ということを中心に述べることになります。その際、現在までの経験を具体的に分かり易く述べることが大事です。

海外大学院出願用エッセイには通常特別なルールはありませんので、履歴書同様これが効果的な書き方、という正解はありません。あくまで出願するコースと皆さんのこれまでのバックグラウンドを検討し、最も効果的な構成、内容を決めていく必要があります。ただ出願するコースによってエッセイのガイドラインが存在する場合がありますので、その場合はガイドラインに沿って作成することが最優先事項となります。

合格する英文エッセイ作成のルール

ここではまず海外のアカデミックエッセイと呼ばれる出願時に課される論文(北米では通常Statement of Purpose、イギリス、ヨーロッパ等ではPersonal Statementと呼ばれる)の基礎的な書き方について解説させて頂きます。

海外のエッセイ(論文)は、日本の「起承転結」で進むわけではありません。ただ日本の論文と同様に段落構成について決まったルールがあります。これは大学院出願用エッセイだけではなく、入学後様々なクラスで課せられるエッセイ、就職活動の志望動機書等、海外で提出する全ての書類に関して適用されることです。

また、海外の大学院や海外の社会生活でとても重要なプレゼンテーションのスキルにも非常に役立ちます。プレゼンテーションの際も下記で説明する流れは有効ですし、応用できるスキル、知識となります。つまり将来海外で活躍するためには必要不可欠なスキルと言えます。

まずはエッセイ全体の作りに関してですが、
1.イントロ、2.ボディ、3.コンクルージョン
の三部構成となります。そして段落構成は、以下をご参考下さい。

イントロ:最初の段落
イントロでは今回のエッセイの目的である志望動機を簡潔に記載する必要があります。そのためキャリアゴール、キャリアプラン、理系の場合は入学後研究したい内容と現在までの研究実績などを簡潔に述べます。

ボディ:通常2~4段落程度
ボディで、イントロで述べたキャリアゴール(または研究内容)を達成するためになぜ今回出願するコースに入学する必要があるのか、という点について説明します。通常そのキャリアゴール(研究内容)を目指すことになったきっかけや、そのキャリアゴール達成のため行ってきた努力や実績などを述べ自己PRを効率よく行うことが重要です。その際実績や熱意といったものだけでなく、大学院で学んだことをどのようにキャリアゴール達成のために活かすつもりなのか、といったキャリアプランや、過去の実績などを駆使しどのように入学後クラスに貢献できると考えるか、という内容も述べる必要があります。

コンクルージョン:最後の段落
コンクルージョンではイントロで述べた内容(今回のエッセイの目的)について再度読み手に伝えエッセイを効果的に締めくくりましょう。

合格する英文エッセイ作成のコツ

まず、最も重要なことはエッセイガイドラインに課題が設定されているか否かを確認することです。

もし特にエッセイ課題が設定されていなければ前項のような内容及び流れで作成することが可能です。一方課題が決まっている場合はその課題に対して簡潔な回答となるエッセイを作成することが重要です。

実はエッセイ作成にも履歴書と同様にこれが正解という形や、効果的なエッセイのひな型、というものは存在しません。なぜなら海外の大学院出願用エッセイは出願するコースや皆さんのバックグラウンドによって効果的な内容や構成が異なるだけでなく、出願するコースによってはエッセイ課題というものが存在するからです。

もし皆さんが出願するコースでエッセイ課題が設定されていた場合は、まずは課せられた課題について徹底的に研究することが重要です。エッセイ課題は通常文字数制限とともに提示されますが、そこから審査官が出願者に聞きたい内容はどんなことなのか、またどういった出願者を探すためにこのエッセイを提示しているのか、という点について詳しく分析する必要があります。