現在の英語力と生活スタイルから正確な準備期間を把握する!
大学院留学の準備にかかる期間は人それぞれ、「通常~程度の時間がかかります」という明確な回答は存在しません。ただ皆さんの現状の英語力、そして生活スタイルによって準備期間をある程度算出することは可能です。ここではその算出方法について詳しく解説していきます。
準備期間の判定チャート
左記のチャートから、皆さんの現状の英語力(TOEICテストスコア)と、現在の多忙状況によって、A~Dどちらに当てはまるか確認してください。その後以下各記号の内容をご確認頂くことで、現在皆さんが持っている具体的な準備期間を理解することができます。
※現在英語力も相対的に上がっていますので、TOEICは700点以上を目安にしてください。

| 英語力 / 忙しさ | 時間がとれる | 非常に多忙 |
| 基礎あり(TOEIC700以上) | ケースA (3-6ヶ月) | ケースB (6-12ヶ月) |
| 基礎なし(TOEIC700以下) | ケースC (12ヶ月) | ケースD (12-24ヶ月) |
ケースA:基礎英語力があり準備時間がとれる方
期間概算3~6ヶ月
現在基礎英語力があり、日々の生活の中である程度まとまった時間をとることができる方であれば、最短で約3ヶ月程度で出願まで完了することが可能かと思います。ただ北米の大学院も検討する方は学校リサーチや必要テストも多くなるので通常より準備時間がかかります。通常イギリス、オーストラリアのみの検討であれば3ヶ月程度で十分だと思いますが、北米も合わせて検討する場合は約半年は最低みた方が無難かと思います。
ケ-スB:基礎英語力はあるが非常に多忙な方
期間概算6ヶ月~12ヶ月
基礎英語力があって多忙な方の場合は、英語の勉強をする時間と学校リサーチの時間をどのように確保するかが問題になります。効率よく準備を行うことで約半年で準備は可能かと思いますが、それでも平日1時間程度、週末にはまとまった時間が必要になると思います。特に英語力に関しては現在お持ちの基礎英語力をIELTS、TOEFLといった専門性の高いテスト用に変換していく必要があります。約1年間かかるケースとしては、北米の大学院も希望に入れ、しかもGREまたはGMATのテストを要求される場合です。また北米の大学院まで入れると学校数も非常に多くなりますので、学校リサーチ及びテスト対策の部分で非常に多大な時間を割くことになるでしょう。
ケ一スC:基礎英語力はないが準備時間がとれる方
期間概算12ヶ月程度
現在基礎英語力がない方、しかし時間はある方の場合、最短で12ヶ月程度あれば準備は可能かと思います。この方の場合、まずは英語力のみ基礎学力まで急いで上げることが重要です。
ただ大学院留学を希望される方はもれなく大学はご卒業されていると思いますので、まずは大学受験時の英語力(または現在までで英語を一番勉強していた時期の英語力)まで戻すことが重要です。せっかく準備時間はあるわけですから、いきなりIELTS、TOEFLといったテスト対策を行うのではなく、そういった専門性の高いテストの対策を本格的に行えるよう、まずは英語力を戻すことが重要です。英語力を上げようとは考えず、戻すために英語の勉強を再開するわけです。その際もし残っているのであれば、大学受験時代や大学時代に使用していた英語教材(過去にかなりお世話になった教材)を使用することが重要です。最初はIELTS、TOEFLの対策本を購入するのではなく、まずは英語力を戻すのが目的ですので、過去に使用経験のあるものを再利用することが一番効果的です。
英語を基礎学力まで戻すことは、IELTS、TOEFLといった専門性の高いテストの対策準備のためだけでなく、海外のホームページ等を読み込むためにも必要になります。現在ではAIの普及により翻訳後のページを容易に確認することも可能になりましたが、やはり最新且つ正確な情報を取得するためには、海外の大学院のホームページを隅から隅まで読みこめる英語力が必要になります。
また海外の生きた情報を入手するためには現地学校担当者とのコミュニケーションも重要になります。基礎英語力が不足している状態で海外の大学院の情報を入手しようと考えると、どうしても偏った情報ばかりになってしまいます。なぜかというと、英語ができない状態で海外大学院の情報を入手しようとすると、どうしても翻訳機能に頼ってしまったり、日本国内の留学エージェントが作成しているホームページや書籍、または日本人留学生が主観で公表しているブログやソーシャルネットワークコミュニケーションツール等がメインになってしまうからです。
AIが作成した不確かな情報や、企業の利潤や個人の主観によって偏ってしまった情報を避け、できるだけフラットな情報を入手するためには、どうしても海外の学校ホームページを読み込む英語力が必要になりますし、海外の大学ランキング等にも目を通す必要があります。そして必要な場合には現地学校担当者とのコンタクトも重要になるでしょう。基礎英語力がない方が大学院留学準備を開始する際、まず基礎英語力を付けること、大学受験時の英語力に戻すことが最優先なのはこのためです。
ケ一スD:基礎英語力がなく非常に多忙な方
期間概算12~24ヶ月
現状で基礎英語力がなく、しかも非常に忙しく準備時間をとれない方、こういった方は2年程度の準備期間を容認するか、または留学サポート機関の力を借りて大学院留学を実現させることを検討した方がいいと思います。
まずどうしても大学院留学をサポートしている企業の力を借りたくない方は、基礎英語力を付けるために約1年間は見た方がいいと思います。おそらくTOEICで700点を下回っている方の場合、限られた準備時間の中でIELTS、TOEFLの対策スクールに行くことは効率のよい準備方法とは言えません。まずはそういった専門性の高いテストの対策を本格的に行うための基礎英語力を約1年かけてつけることをお薦めします。限られた時間の中でも貪欲に空き時間を探し、効率よく勉強を続けることで基礎英語力はついてくると思います。基礎英語力が付いたらIELTS、TOEFL対策を本格的に始めることができるだけでなく、海外大学院のホームページや海外大学院に関する情報ページを英語で読めるようになります。
また、もしできるだけ早く留学を実現させたい方は、イギリスやオーストラリアで積極的に行っている条件付き合格制度を利用することもご検討頂けると思います。
