過去の合格者プロフィールは、
本命校、チャレンジ校、滑り止め校決定に最も有効な情報ソース!
出願最低条件を満たしていない学校を削除したら、いよいよチャレンジ校、本命校、滑り止め校の選定基準となるリサーチを行います。
例えチャレンジ校を選ぶ際でもまったく可能性がない、ほぼ100%不合格の可能性の学校に出願しても意味がありませんので、過去の合格者データとそれほどの誤差がない学校を選ぶことがポイントです。合格者データは海外大学院の全てのコースで公表しているわけではありません。 そのため、時には出願を希望する学校のコンタクトパーソンにEメール等でコンタクトをとると、通常一昨年前の合格者の平均GPAやスコア、平均職歴年数等を教えてもらうことができます。
※2026年最新情報:昨今海外大学院も予算削減のため人員が減っています。そのため、コンタクトをとっても無視されることも多くなりました。その場合はコンタクトパーソンを変えるか、教授に直接コンタクトをとるなど工夫が必要となります。
GPAについて
合格者の平均スコアについて、まずGPAから解説していきましょう。GPAは一般的に平均合格者のGPAとポイント0.5以上ポイント下回っていると合格は非常に難しくなります。
例えば合格者の平均GPAが3.7のコースに出願する際、皆さんのGPAが3.2以下ですと合格は非常に難しくなると思います。ただGPAが低い方は、関連する職務経験や研究実績で補ったり、北米であれば通常GREのスコアで補うことができます。また、カナダ、アメリカの場合はWESなどの第三者機関にGPAの再計算を依頼すること大幅に上がることがあります。
なお、GPAが低くても、GREのスコアを要求される場合はGREで合格者平均スコアの100~300点程度超えるスコアが出てくれば十分可能性が出てくると思います(特に留学生はQuantitative「数学セクション」が重要)。

TOEFL/IELTSスコアについて
通常TOEFL及びIELTSのスコアについて合否にどれだけ影響があるか、という点についてはイギリス及びオセアニア、ヨーロッパ、そして北米の大学院によって影響の度合いが違うことは意外と知られていません。
まずTOEFL及びIELTSのスコアがいわゆる「足切りスコア」に使用されていることは国によらず全ての大学院に共通することです(条件付き合格制度を除く)が、北米の大学院がTOEFL及びIELTSのスコアを学力の一部として審査対象にしているのに対して、イギリスを含むヨーロッパ、オセアニアの大学院ではただの足切り材料ととらえている傾向があります。つまり北米の大学院ではTOEFL及びIELTSのスコアが満たしていても、高ければ高いほど有利(プラス加点)とされ、一方イギリス、オセアニア等の大学院では足切りスコアをクリアしていればぎりぎりでも不利な扱いとなることはほとんどありません。通常ヨーロッパは基本的には足切りスコアとしての目的が強いですが、そもそも英語が第二言語となりますので、足切りスコアは低く設定されていたり、スコアに届いていなくても審査を開始してくれる場合もあります。
※2026年最新情報:昨今「Holistic Admission(総合的審査)」という概念が北米を中心にトレンドになっており、TOEFLやIELTSスコアで単に足切りすることはなくなりつつあります。この傾向はおそらく世界的に広まっていくと考えられ、今後はスコア以外も部分も審査に大きく影響する時代がくると予想されます。
GRE/GMATスコアについて
通常GRE/GMATは出願最低スコアを設定していません(一部の例外的なコースがあります)。そのため合格者平均スコア等を確認することにより出願校選定の基準とします。
ただ出願基準としてGRE ・ GMATを考慮する際、最も重要なことは皆さんが出願希望としているコースが出願者にGREまたはGMATスコアの提出を義務付けているか否かを確認することです。意外と知られていない事実ですが、世界にはGREまたはGMATのスコアを要求しない名門大学院が数多くあります。世界的な有名校にも関わらずそうした現象が知られていないかというと、GREまたはGMATのスコア提出を義務付けているか否かは学校別ではなくコース別に異なるためです。
通常、「GREスコアを補う要素はGPA」です。また「GMATスコアを補う要素は魅力的な職歴」です。そのため皆さんのGPAが3.0以下で、しかもGREの合格者平均スコアに届いていないようであれば合格の可能性は極めて低いことになります。また職歴が3年以内の方でGMATスコアが合格者平均スコアに届いていない場合はこちらも合格の可能性は極めて難しくなります。GRE及びGMATスコアは足切りスコアがない以上、合格者平均スコアを確認し、その後皆さんのGPAや職務経験等を参考に滑り止め校、本命校、チャレンジ校を設定して頂ければと思います。
※2026年最新情報:GRE/GMATをオプション(任意提出)としている学校が増えてきました。その場合、GPAや職歴など他の部分で合格者の平均より劣っていると考える場合のみ提出するようにしましょう。オプションの場合は提出しないからといって審査に不利に働くことはありません。あくまでハイスコアを提出することが有利なるだけです。
職務経験について
合格者平均スコアを確認する際は、GPA、TOEFL・IELTS、GRE・GMATのスコアを確認しますが、スコア以外の重要なデータとしては合格者の平均(関連)職歴も重要な項目です。
特に職歴を要求するコースに出願される場合は、皆さんの職歴が出願校選定の際の非常に重要な要素になります。特に滑り止め校及び本命校を選ぶ際は皆さんの職歴が合格者平均職歴以上である必要があるためです。
ただ職歴に関してはGPAやTOEFL等の定量的な要素と異なり、一概に年数が長ければいいというわけではありません。合格者の平均職歴より例え短かったとしても、具体的にアピールできる職務経験があったり、出願するコースに深く関連する職務経験であれば重要視されますので、その分合格の可能性が非常に高くなります。
もちろんどういった職務経験や実績がアピールになるか、という点について出願する学校やコースによって大きく異なるので、コース紹介のページを確認し、出願予定のコースがどういった学生を欲しているか、という点についてリサーチする必要があります。出願予定のコースがどういった人材を対象にしているのか、またどういった学生を欲しているのか、という点を確認し、できれば関連する職歴の平均年数、また関連する・しないに問わず合格者の平均年数が分かるとその分滑り止め校及び本命校は設定し易くなります。
※2026年最新情報:昨今では多様性のあるクラス運営を希望するコースも増えており、その分関連していない職歴も審査官が魅力的だと思えば十分アピール要素となります。その場合はできるだけ独自性のある経験として証明することが重要となります。
